[Vol.7]「仕事より育児が大変」派、14の主張

[Vol.7]「仕事より育児が大変」派、14の主張

🤔「仕事と育児、どっちが大変?」

そんな議論を、嫌というほど目にしてきました。

――私は、どう考えても育児の方が圧倒的に大変でした
もちろん、人によって感じ方は違うし、逆の立場の人を否定するつもりはありません。

ただ今回は「育児の何がそんなに大変だったのか?」を、言語化してみたいと思います。

今、育児を頑張る仲間の共感になれば。
また「仕事の方が大変」派にとっても、新たな視点になれば、嬉しいです。


A. 理性が通じない世界でのストレス

1. 会話が通じない/理性的なやりとりができない

赤ちゃん時代は言葉が通じず、意思疎通ができません
少し話せるようになっても、イヤイヤ期には理屈も論理も通用しません

  • バナナの皮を親が剥いただけで、泣き喚く😭
  • バナナが途中で折れても、めちゃくちゃ怒る😡

会話が成立しない相手と24時間生活を共にするのは、想像以上にストレスフルです。

もう少し成長しても、大人同士のような建設的な会話や知的なやりとりができるわけではありません
「猫ちゃんいるね〜」といった、可愛いけど浅い会話の連続。
知的刺激が少なく、物足りなさを感じることもありました。

2. 感情の爆発を抑える修行

  • 何度行っても風呂に入らない
  • ふざけて車が通る道路に飛び出す
  • 鼻水を吹いてあげようとしたら全力で顔面パンチ

普通の社会生活では考えられないレベルで、感情を逆なでされる出来事が毎日起きます。
それに対して、親は感情的に反応しそうになるのを抑え、修行僧のように心を鎮め、適切に接し続けることが求められます

「怒っちゃだめ」「子どもにぶつけちゃダメ」「上手く対応できず自己嫌悪」
——このループを何度も何度も耐え続ける。
日常のすべてが"自分の感情との闘い"でした。


B. 明確なゴールや正解がない不安感

3. 正解がわからないまま判断を求められるプレッシャー

育児に"絶対の正解"はありません
ネットや育児書を見ても、意見は様々です。
しかし同時に、判断ミスが命に関わることもあります(風邪症状と思ったら川崎病だった、など)。

特に初めての育児では、情報収集や意思決定を怠ってはいけないプレッシャーが大きく、不安感がじわじわと精神を削ります。

4. 見通しが立たず、“終わり”が見えない

夜泣き、悪阻、離乳食拒否、イヤイヤ期…
「この地獄はいつ終わるのか…」
そう思いながらも、誰にも答えは分かりません。

仕事には納期があり、段取りも組めます。
でも育児には「いつ終わるか分からない苦しさ」が常にあります。
このデッドラインが分からないことによるストレスは、思った以上に精神的負担になります。


C. 心身の消耗が激しい

5. 睡眠不足とホルモン変化で心身が限界

産後は、「細切れで2時間寝れたら良い方」という過酷な生活が続きました。私は普段、精神的にかなり安定していて、滅多なことではメンタルを崩すことはありません。でも、この時ばかりは違いました

あまりの睡眠不足とホルモンバランスの乱れで、明らかに自分の内側がおかしくなっているのが分かりました。
些細なことで泣きたくなる、怒りが止まらない、思考力もガクンと落ちる――感情のブレーキが利かなくなる感覚です。

「メンタルの強さ」では到底コントロールできない領域に、初めて足を踏み入れたという感じでした。

6. 気を抜けない・気が休まらない

子どもの世話って、1つ1つはどれも簡単な作業です。
でも、それを延々と繰り返しながら、ずっと気を張っていなきゃいけないこれが想像以上にしんどいんです。

特に赤ちゃんのうちは、突然呼吸が止まる(SIDS)ことも起こりうるので、1秒も気を抜けません。

しかも、難易度は低いのに気力は削られるという、“簡単だけど休めない”というアンバランスさが本当にしんどい。
頑張れば達成できるような課題ではなく、ただひたすら続く“警戒しながらのルーティン”。それが精神的に一番つらかったです。


D. 自分の時間と空間が奪われる

7. 一人の時間がない/常に誰かと一緒

赤ちゃんとの生活では、トイレも食事も睡眠も、完全に一人になる時間がありません。

  • トイレは子供が奇跡的に寝た隙を狙って行っておく
  • 食事は授乳しながらでも片手で食べられる市販のパンばかり
  • 睡眠も赤ちゃんの気配を感じながら、泣いたら即起きられる態勢で

私が0歳児をワンオペで育てていた頃は、通勤時間のある夫が本当に羨ましかったです。普段なら何も感じない、あるいは苦痛とすら感じる通勤時間が、「誰にも邪魔されず自分だけの時間がある」という贅沢に思えたのです。それくらい、追い詰められていました。

8. 生活リズムも空間も崩される

  • 部屋を片付けても、一瞬で荒れ放題になる
  • やっと掃除したと思ったら、3連続でお茶をこぼす
  • 子供が朝5時に起きたら、自分も起きなければならない

大人同士なら当たり前の"生活の秩序"が、子育て中は完全に崩壊します。
自分の生活を自分でコントロールするという基本すらままならないのです。

9. 孤独を感じやすい

社会との接点が減り、話す相手が子どもだけの生活。
私の場合、息子が0歳の時はコロナ禍だったこともあり、大人との会話に極端に飢えていました。

宅配便の配達員との数秒の宛名確認という業務的なやりとりですら「これがオアシス…?」と泣きそうなくらい嬉しく感じるほどに、人との会話が恋しくなります。


E. 趣味や仕事を大幅に犠牲にせざるを得ない

10. キャリアや自己成長の機会を諦める

私は仕事が好きですが、育児との両立で多くを諦めざるを得ませんでした。

  • 夜の会食や飲み会は、ほぼ全て断る
  • 急な出張や残業に対応できない
  • 大事な日に子の急病で休むことも
  • 「お子さんいるからね」と機会損失

特にシングルペアレントの場合、保育園の時間(=仕事の時間)以外の全てが子供と過ごす時間となり、自分のキャリア形成に使える時間が極端に制限されます。

11. 趣味や自己投資の時間が消滅

育児前は当たり前にあった「自分のための時間」が激減します。

  • ジムや料理教室に行けなくなる
  • 友人との食事や旅行の計画が立てられない
  • 読書や映画鑑賞など、静かに集中して楽しむ趣味ができない

シッターさんを利用することもできますが、頻繁に頼むと子どもが寂しい思いをするというジレンマもあります。
結果として、自分の時間を持つことに罪悪感を感じてしまうことも多いのです。

F. 達成感や承認が得られない構造

12. 明確な成長実感や価値創造の感覚が得にくい

仕事なら、お客様に喜んでもらえたり、売上などの形で成果が見えたりします。
チームで目標に向かって走るプロジェクト型の働き方も多く、やりがいや達成感を感じやすいです。

しかし子育ては、毎日をなんとか回していく”終わりなき日常”
何かを成し遂げた!という感覚が得づらく、社会に対して自分がどんな価値を生んでいるのかも見えにくいです。

この「やりがいや刺激の少なさ」は、特に上昇志向が強い人にとって、とても辛いものです。

13. 他者からの承認や評価がない

育児って、本当に誰にも褒められない。
「ママすごいね」「毎日がんばっててえらいね」なんて、わざわざ言われることはほとんどない。

仕事なら、成果が出れば数字や言葉で反応が返ってくるけど、育児は”やって当たり前”。むしろ「もっとやって当然」みたいな空気すらあります。
いつか感謝される日が来るかもしれないけど、がんばってる“今この瞬間”が報われることは、まずない。


F. 逃げ場がない/代われない

14. 途中で投げ出せない構造的プレッシャー

仕事なら、辞める・転職・休職・外注など「一旦手放す」選択肢があります。でも育児にはそれができません。

熱があっても、泣いても、疲れていても、心がボロボロでも、毎日ちゃんと回していかないといけない。
途中で投げ出すことも、休むこともできません。
どれだけ限界でも、年中無休で子供の世話は続きます。

「やるしかない」という、逃げ場がない毎日が続くこと自体が、強烈なストレスとなります


🕊️おわりに

私は、仕事も育児もどちらも経験して、心から思います。

「子育ては、まったく別次元の大変さがある」

誰かに評価されることもなく、逃げ場もなく、成果も見えづらい中で、感情と体力をすり減らしながら続いていく育児。そして何より、自分自身の人生や成長の機会を大幅に制限せざるを得ないという現実。
その経験をして初めて、「働く方が楽だ」と感じた瞬間が何度もありました。

もちろん、子どもは可愛いし、育児には言葉では表せない喜びもあります。
でもそれは、"過酷さ"とは別の話です。

この文章は、何かを批判するためではありません。ただ、私自身が感じた「リアルな大変さ」を、整理して言葉にしたかっただけです。

「分かる、分かる」と共感くださる方はもちろん嬉しいですが、「妻やママ社員が大変って言うけど、実際どうなの?」と疑問に思っている人にも、少しでも理解の一助になれば嬉しいです。


🌱ちょっとでも、楽になれるように

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頑張りすぎなくていい。
ちょっとでも、楽になれたら、それでいい。

この記事では「育児のしんどさ」にフォーカスしましたが、本来、子どもと過ごす日々はかけがえのない幸せのはず。
その日常をとびっきり楽しめるように、ママキュアがそっと背中を押せたら嬉しいです。

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